今回はファイナルファンタジー7リメイクのレビューをしていきます。ネタバレを含みますのでプレイがまだの人はご注意ください。
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ゲームクリアまでのボリューム感【クリア後から全トロフィー獲得(トロコン)まで】
引用:ソニー・インタラクティブエンタテインメント PS5トロフィー画面
楽しませていただき、ありがとうございました。
クリアまでに大体30~40時間、全トロフィー54個獲得までに70時間ほどですが、わたしは妻とも一緒にやったりしてましたので、100時間ほどやってしまいました。
FF7発売時は初代プレイステーションが売り切れだった
ファイナルファンタジー7(FF7)といえば初代プレイステーションで、1997年の寒い時期に発売された日本を代表するRPGゲームです。当時スーパーファミコンからプレイステーションへ移行する時期として、初めてリリースされたビッグタイトルこそがこのFF7でした。
そのためプレイステーションが売ってないという状態になり、なかなか手に入らなかったのも1つの思い出です。2Dから3Dへの変化も衝撃的で、初代プレイステーションの代表作といっても過言ではない作品です。
今回は発売から約1年が過ぎてしまいましたが、このFF7を大幅にパワーアップさせた作品、FF7リメイクのレビューをしていきます。ネタバレを含みますのでプレイがまだの人はご注意ください。
FF7リメイクをトロコンまでプレイした感想と評価をレビュー
ストーリーはオリジナル作品でいう序盤までです。
いきなりおいおい序盤までかよって感じですが、オリジナルFF7でいうところ序盤で終わってしまいます。
アバランチとして、神羅ビルに潜入して脱出するまでの序盤ストーリーとなっています。
大幅に進化したグラフィック
冒頭から圧巻のスケールで美しい映像に圧倒されました。ミッドガルの全貌があれほど大きいとは思いもよらなかったし、オリジナル版に存在した『LOVELESS』の看板があったりと昔からのファンが喜びそうな作りだと感じました。
エアリスの花が通行人に踏まれたあとの花が少しだけ動く表現だとか、コルネオの腹がプルプル動いたりだとか、細かい表現も素晴らしいと感じました。ムービーシーンから通常の操作画面への繋がりも自然でビックリしました。
人々の会話が面白い
街をあるけば、人々の会話が聞こえてきて面白いと感じました。設定で字幕を出せる配慮もあり随分こっているなと思いました。わたしのようにアイスが好きな人間には、マテリアイスというワードが一番印象的だった。
脇役が魅力的になっている
オリジナルFF7では完全に影の薄かった、ビックス、ウェッジ、ジェシーがこのリメイクでは、ずいぶんと魅力的になっています。3人の人間性が分かるような描写がたくさんあったため、シリアスな場面では心理的にダメージを負いました。が、続編でこの3人がどうなるかが気になるところです。
戦闘がおもしろい
これは良く調整したなと感心しました。本来のATB(アクティブタイムバトル)にアクション要素を組み合わせた戦闘システムは新鮮でした。完全なアクション操作にはせず、コマンド操作部分を残すことで従来のFFらしさもあり文句なしです。
雑魚敵でも単純操作では全滅する難易度と、ボス戦では弱点を見つけて攻撃しないと撃破が難しい場面もありました。それに残りHPによりフェーズが変わり、ボスの攻撃方法に変化があったりして、やりごたえもありました。
各キャラクター毎に操作方法も変わるため、クラウド、バレット、ティファ、エアリスと4通りの楽しみ方が見いだせて、飽きることなく遊ぶことが出来ました。
初期武器が最後まで使えるように調整されている
これは嬉しかったですね、制作側に相当な配慮がないとこの調整は出来ないでしょう。普通のRPGゲームだと初期武器は弱くて使わなくなるのが常識だと思っていたんですが、本作は初期武器のバスターソードがレベルを上げていけば終盤でも十分通用します・・むしろ強いぐらいです。
武器ごとにそれぞれ特徴を持ちつつも、極端に能力差がないため、どの武器でも攻略可能です。とても素晴らしい配慮だと感じました。やはり、アンジールからザックス、クラウドに受け継いだ『バスターソード』を使いたいですからね。
ティファとエアリスがとにかくカワイイ
もうね中年のおじさんがこんなこと言っているのも気持ちが悪いんですけど、この2人が本当にカワイイんですよ。どちらもいいところがあってニヤニヤしちゃうんですけど、どちらもあざとい感じでティファVSエアリスの心理的バトルはなかなかの見物でした。
バレットの演技力がなんかすごい
最初はあまりなじめなかったんですが、慣れてくるとバレットの声はいいですね。これは声優さんのおかげかと思いますが、プレートが落ちたあとのバレットは特に凄かったですね。私は日本語でしかプレイしてませんが、これは声優さんを褒めるほかないです。くやしさが本当に伝わってきました。
素晴らしいBGM
音楽に関しては素晴らしかったですね。オリジナルのFF7のいい部分を残しつつ、新しく丁寧に作ってあるアレンジがいいなと感じました。ボス戦でフェーズ変更のタイミングで変化するBGMは心地よく、盛り上げるべき場所ではしっかり盛り上げる選曲で胸が熱くなりました。曲に集中しすぎて、全滅したぐらい良かったです。
クリア後のハードモードがたのしい
クリア後のハードモードはなかなか敵が強くて楽しかったですね。ノーマルモードでは難易度はかなり低いので、ハードモードがあったのは嬉しい調整でした。ハードモードでしか手に入らないアイテムなどもあり、やりこみ要素はそれなりにありました。
難易度EASYならゲームが苦手でも大丈夫
ゲームが苦手&嫌いなわたしの妻でも、このFF7リメイクに関しては興味を持ってプレイするという奇跡が起こりました。しかも、プレイ中に泣くというとんでもない事も発生して、もしかして妻のゲーム嫌いが治るかもしれません。
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残念だった点
基本的には素晴らしい出来だったFF7リメイクだが、わたしにも好き嫌いはあるので残念だった点を書いていきます。
分作だったこと
やはりこれにつきますね。すべてが完成してから発売してほしかったという気持ちもありますが、本作の内容でプレイしてしまうと分作にせざるを得ないのも納得するしかありません。でも、やはり残念でした。
ローチェの存在
これは途中で出てくる『ローチェ』とかいう異常に『マイフレンド』とかいってくる男が出てきたことです。あれは本当に必要だったのか疑問が残る。とにかく暑苦しいというか、わたしはああゆう男が苦手だ。そもそも新キャラだというのに、次回に登場するイメージがまったく沸かなかった。
なぜ走れなくなるんですか?
わたしがせっかちなのが悪いけども、どうしても歩くことしか出来なくなるシーンはイライラしてしまった。早く歩いてほしい
サイドクエストがだるい
これはどのゲームでもそうなんですが、サイドクエストであっちいったりこっちいったりが面倒くさいです。クエスト報酬のことを考えると、やらないと気が済まない性格なのでだるかったですね。
FF7リメイク まとめ
このゲームをまとめると『神ゲー』といってもよいでしょう。1997年に発売したビッグタイトルのリメイクですので、おのずとファンの期待が高まる中で、発売前から分作という理由で物議を醸していました。私も分作ということでかなりガッカリしていましたが、実際にプレイしてみるととても面白かったです。
このFF7リメイクは、ゲーム制作に関わったすべての人がFF7のファンなんだなと認識しました。そうでなければ、このような作品は生まれなかったでしょう。次回作が非常に楽しみな1本になりました。