今回はPS4をやっている人なら、一度は聞いたことがあるであろう有名タイトル『ホライゾンゼロドーン』のレビューをしていきます。
ある程度ネタバレを含みますので、何も知らない状態からプレイしたい人はご注意ください。
また、ホライゾンゼロドーンへ大きな影響を与えたであろう作品に『ウィッチャー3ワイルドハント』があります。気になる方は是非参考にしてみてください。
【ウィッチャー3 ワイルドハント】評価と感想をレビュー『デスマーチが面白い神ゲー』
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ゲームクリアまでのボリューム感【クリア後から全トロフィー獲得(トロコン)まで】
引用元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント PS5トロフィー画面
ゲームクリアまでのボリュームは、30~40時間ほどで、プラチナトロフィー獲得(トロコン)までは約60時間ほどで可能です。
ダウンロードコンテンツは15~20時間ほどなので、70~80時間で全78個のトロフィーを獲得できる感じです。
なかなかのボリューム感でかなり楽しめる内容となっています。
ゲーム概要
1000年前、世界は大災厄に襲われ、闇に包まれた。
やがて大地は変化し、地球は動物の姿を模した機械たちに支配される。
かつて存在した文明に一体何が起きたのか?
なぜ地球上に機械の生物たちが存在するのか?
熟練ハンター「アーロイ」となり
古の遺物や謎に満ちた建造物が点在するオープンワールドを探索し
忘れ去られた大地の秘密と謎を解き明かそう。
主人公アーロイを操作するホライゾンゼロドーンの感想と評価をレビュー
過酷な環境でタフな女性に成長していく
本作は主人公『アーロイ』の過酷な少女時代から始まります。間違いなく不登校になるレベルで周りから無視されていじめられるアーロイがいました。
しかもそんなに可愛くないので、石とかを投げつけられて可愛くない顔面にクリーンヒットしたり、大人から『あの子とは遊んじゃだめよ』みたいな感じで邪見に扱われます。
そんななか、大きな穴に足を滑らせて落ちていきます。でも意外とへっちゃらだった頑丈なアーロイは、その穴の中で変な機械を拾います。
この機械を取り付けると色々と見えないものが見えてしまうという不思議な機械でした。
アーロイも子供ですから、ハイテクな機械を手に入れて大はしゃぎでした。
早速、不思議な機械を育ての親である『ロスト』に自慢しようとしましたが、このホライゾンゼロドーンの世界では機械が悪いという考えがあるので、ロストは不思議な機械をアーロイから奪おうとします。
アーロイは無言でそれを拒みます。このあたりから少しだけアーロイが可愛くなってきます。
そして、ロストから狩りを習いながら、野生のゴリラレベルで成長を続けていき、子供から大人のアーロイへ切り替わります。この時にまた少しだけ可愛くなります。
子供の時から激しいいじめを受けていたアーロイは、タフな精神力と体力を身につけてある戦いに挑みます。そこには何やら、巨大な犬みたいな機械獣がいて、この化け物みたいな犬と戦うことになります。
ビリビリするワイヤーなどのトラップで姑息に戦ったり、槍で真正面から戦ったり、弓で遠距離で戦ったりと様々な戦いぶりを見せるアーロイは、不思議な機械をたくみにつかって、機械獣の弱点に攻撃をぶち込みます。
ロストからの卒業をもって大人の女性に生まれかわり、弱い一面もありつつも逞しく強いアーロイ。
このゲームはどんどんアーロイの魅力に取りつかれていき、最終的には『アーロイ、最初はイマイチだったけど、かわいいじゃん』っといった魅力ある女性キャラが主人公のゲームです。
多彩なバトルがおもしろい
判断力&頭脳戦がおもしろい
本作の魅力の一つに機械獣とのバトルがあります。アーロイはさまざまな武器を使い機械獣を狩っていきます。弓、槍、ロープ、スリング、そして不思議な機械。これらを上手く使いわけて戦います。
弱点に火の矢などを当てると爆発するなど、機械獣によって弱点を上手くつくのがコツです。最高難易度のウルトラハードでは一瞬の判断力が攻略のカギになりますが、これが本当にやりごたえがあって面白かった。
このゲームはウルトラハードじゃないと本当の面白さが分からない。最後の最後まで進めるとまさに神ゲーのバトルゲームになります。イージーやノーマルの難易度ではこのゲームの10分の1ぐらいしか楽しめないでしょう。
特徴的な敵の数々
動物をモチーフにした機械獣
出てくる機械獣は動物をモチーフにしたような素敵な形状をしており、これを考えた人は確実に天才だと感じました。偵察してくる小型機械獣から、恐竜のような巨大機械獣、要塞のような機械獣もいました。
個人的には砂に潜る巨大機械獣には手を焼きました。
美麗なグラフィックが素晴らしい
時間とともにかわる風景のうつろい
本作は2017年3月に発売されましたが、2021年の現在でも全く引けを取らないグラフィックです。個人的には時間経過による風景のうつろいは素晴らしいの一言。広いオープンワールドゲームであるにも関わらず一切の妥協はありません。
DLC 凍てついた大地
かなりのボリューム感で楽しめる
DLCで追加された『凍てついた大地』で雪国にいくアーロイですが、とにかく雪の描写が凄いの一言。新しい装備、そして何と言ってもウルトラハード難易度での新しい機械獣との戦いがワクワクでした。
どれも絶賛ばかりのホライゾンゼロドーンですが、個人的にイマイチだった点も紹介します。
サブクエスト
ワンパターンなサブクエスト
これはどのゲームでも言えることなので、サイドクエストの宿命のようなものですが、さすがのホライゾンゼロドーンでも、クエストをすべてこなすのは面倒の一言でした。
一部のクエストだけでなく、すべてのサイドクエストで何か特別な見返りがあると、サイドクエストも楽しくなると思うので、次回作では改善を願いたいところです。
BGMが印象に残らない
そもそも覚えてもない
申し訳ありませんが、私はこのゲームをトロフィーコンプリートしていますが、まったくもってBGMの印象がありません。まったく覚えてないです。
弓を引く音、打撃音、足音などの音がメインの音だったような・・それぐらいの印象しかありません。
BGMが頭の中で自然と流れて、そういえばこんなゲームあったなって思い出したりするのもゲームの醍醐味だと思うので、壮大で迫力のあるBGMがあったら最高だっただろうなって感じました。
まとめ
少し残念だった部分もありますが、このゲームはPS4をもっている全ての人におすすめしたい作品です。
戦闘、世界観、グラフィック、主人公と魅力がたっぷりで、気づいたらトロコンしていたレベルの面白さでした。次回作はPS5で発売予定ですので、今からワクワクです。