プレイ前の独り言
プレイ中の独り言
てか誉れ誉れってうるさいよ、なんだこの爺さんは、捕まってる癖にいちいちうるさいな!
何だ、この女はブサイクすぎるでしょ!
何なの、性格悪そうなオヤジだな!
おい、バアさん、勝手に暴走しないでよ!
にいちゃん、最後の最後で暴走するんですか!
当記事はこんな方におすすめ
- 何がつまらないかという意見が聞きたい方
- 購入前にどんな感じのゲームなのか知りたい方
今回はPS4で2020年7月17日に発売され、高い評価で大絶賛されたタイトル『ゴーストオブツシマ』ですが、PS5でもディレクターズカット版が発売されたようで、ゴーストオブツシマファンが歓喜に沸いてますね。
本記事は、ディレクターズカット版のレビューではなく、2020年7月28日のアップデート1.05以前の発売時の通常版レビューになっていますのでご注意ください。
ある程度ネタバレを含みますので、何も知らない状態からプレイしたい人はご注意ください。
ゲームクリアまでのボリューム感【クリア後から全トロフィー(トロコン)獲得まで】
引用元:ソニー PS5トロフィー画面
ゲームクリアまでのボリュームは、25~30時間ほどで、プラチナトロフィー獲得までは約35~40時間ほどで可能です。
つまらないと言っておきながら、一応は2020年7月20日(発売から3日後)にトロコンしてます。その後に飽きてしまってブックオフに持って行ったので、その後のDLCコンテンツの部分は未プレイのためレビューから除外させて頂きますのでご了承ください。
もしかしたら、DLCコンテンツおよびアップデート等で修正や追加された部分、ディレクターズカット版を含めてやれば、評価は変わるかもしれませんが、わたしとしては、買い戻してまでやる気はしないかなといった感じです。
評価と感想をレビュー
主要オープンワールドゲームとの比較
項目 | ゴーストオブ ツシマ | ウィッチャー3 ワイルドハント | ホライゾン ゼロドーン |
発売日 | 2020年7月17日 | 2015年5月18日 | 2017年2月28日 |
ストーリー | |||
ゲームボリューム | |||
サイドクエスト | |||
システム(※) | |||
バトル(※) | |||
BGM | |||
グラフィック(※) | |||
キャラクター | |||
快適さ(※) | |||
雰囲気の良さ | |||
没入感 | |||
やりこみの楽しさ | |||
コスパ |
(※)発売年月日を加味した評価
発売前にPVを見て感じたこと
ゴーストオブツシマへの発売前の期待感は相当なものでした。『ウィッチャー3』や『ホライゾンゼロドーン』のような世界観ではなく、日本を題材にしたオープンワールドゲームを日本の制作会社以外が作るんですから、一体どんな仕上がりかと思ったんですが、PVを観てみたらめちゃくちゃ面白そうで、その時に購入することを決めました。
黒澤映画をリスペクトした『黒澤モード』では、白黒の画面になり昔の日本映画さながらの雰囲気でプレイできたり、通常モードでは、美麗なグラフィックで描かれた、色あざやかな景色を馬で颯爽と走り抜けたりと、素晴らしい作品だと感じました。
そしてなにより題名『ゴーストオブツシマ』という響きがかっこいい。題名だけで日本の対馬に関係したゲームだとわかるのがいいと思ってました。
このゲームでつまらないと感じた部分
- 誉れ誉れっていちいちウザい
- ヒロイン?が何か汚い
- 政子が更年期でウザい
- 先生が老害でウザい
- 典雄が最後ランボーで苦しい
- 戦闘が単調(簡単すぎる)
- 武器のコスプレしかできない
- サブクエストが単調(パターンが一緒)
- マップを埋めるだけの作業
主人公『境井仁』の物語
あまり強そうではない見た目の主人公『境井仁』は、名家の育ちで裕福な育ちをしているおぼっちゃんです。少年時代に父を失った時の臆病だった自分に後悔しており、伯父の志村から剣術を学び、名家だけあって和歌なども詠みます。
志村からは正々堂々と戦う『誉れ』を叩きこまれたため、度々この誉れにより主人公は葛藤することとなるが、鎌倉時代の対馬『元寇』と呼ばれるモンゴル(蒙古)の襲来により、対馬を守るために『誉れ』をすてていくこととなる。
この主人公の心の葛藤がうまく描かれており、考えさせられる素晴らしい作品だと感じた。プレイしていくうちに、イマイチだと感じていた見た目も気にならなくなり、かっこよく感じるほどだった。
ただ、温泉に入るときにわざわざお尻を見せるのは辞めてほしかった。ゲームとはいえ男の尻とか別に見たくないです。
誉れおじさんがはっきりいってウザい
主人公『境井仁』は素晴らしいキャラなのだが、個人的に大変申し訳ないがこの作品を微妙なものにしているのは、その他に出てくるキャラだと感じた。その中でも私が一番イラついたのは、度々『誉れはどうした』などといって、仁を咎めようとする『誉れおじさん』こと志村のおじさんだ。
正直せっかくいい作品なのに、度々、誉れ、誉れって言ってきてイライラするし邪魔すぎた。こいつのせいで、大部分が台無しになったし、さっさと『コトゥン・ハーン』にやられてしまえばいいと思った。
武士の正々堂々を表現したかったのかもしれないが、敵に捕まっておきながら、『誉れ』も糞もないだろうよ。
敵に捕まっておきながら、命令してきたりとんでもないジジイでした。
イラついたおかげもあって、エンディングの選択肢で迷うことはありませんでした。
ゆながヒロインでしんどい
正直あんまり言うことはないが、『ゆな』の見た目と声が酷いというかしんどい。境井仁は徐々にかっこよく感じてくるが、ゆなに関しては正直画面に映らないでほしかった。何というか絵面が汚いとしか言いようがない。
この顔面に声質はマッチングレベル100%ぐらいにマッチしていて素晴らしい出来だとは思うが、日本人のことを間接的にブスだと言っているというか、わざとこのレベルの顔面に仕立て上げたと考えるならば、ある意味、日本人を侮辱しているように感じてしまう。
わたしの考えすぎだろうか?
どっちにしろ、見ていて気持ちいいものではなかった。
政子がヒステリック
安達政子とかいう高齢者の女キャラなんですが、とにかくやばいというか更年期障害というか、沸点が低くて無計画で敵陣に突っ込んでいきます。
これには主人公もドン引きしますし、プレイヤーもドン引きするでしょう。まあ、何というか面白いんですけど、イラっとするし、モヤっとする何ともいえないキャラです。
石川先生
弓の名手で凄腕の弟子を持つ弓の先生。度々、主人公にぐちぐちと言ってくる、典型的な老人気質で正直なところ鬱陶しかった。でも、こんなおじさんっているよねって感じで、最終的には人間臭さも相まって憎めないキャラではあった。
本作においては、最終的には一番人間らしい人であったとは思う。
典雄
見た目がぽっちゃりの優しい僧侶。最初の印象は唯一まともなキャラだったが、徐々に典雄に変化があらわれて、最終的にはこのゲームきっての鬼人と化す。
これには、冥人『境井仁』もプレイヤーもドン引きします。ハゲたランボーみたいで笑ったけど…
他にも登場キャラはいるが、大体の登場キャラが一癖、二癖もあって、これらの登場キャラによって、このゲームの印象は変わると感じた。人によっては面白いと感じるだろうし、私のようにウザいと感じることもあるだろう。
つまらない戦闘
2番煎じ、3番煎じでこの戦闘のつまらなさにはガッカリした。
私が個人的にガッカリしたポイントは難易度が低すぎること。ただひたすらどうでもいい雑魚を掃除するだけの戦闘です。はっきりいってつまらないと感じました。
難易度が高いのは、一番初めに戦う『コトゥン・ハーン』です。こいつはHPを削りきっても倒せないので無敵ですし、めちゃくちゃ強いです。HPを全て削ってから15分くらいやってたけど倒せませんでした。泣く泣くわざと負けました。
出てくる敵の形態によって、構えを変更するだけの単純な操作で、あとはボタン連打でどうにでもなるような難易度でした。とくに、テクニカルに立ち回ったり避けたりする必要もありません。
仁王2のアクション難易度と比較すると、50分の1くらいの難易度で、まったくやりごたえはありませんでした。
道中は誉れな戦いをしても雑魚なのに、冥人になった『境井仁』の前では話にもなりません。
また途中で見つかるとなぜかゲームオーバーになるミッションがあってイラつきました。こうゆう糞どうでもいいミッションのせいで、せっかくの作品が台無しになるのもいいところだと感じました。
境井仁は黙って蒙古を掃除してればいいんだよ。こそこそ隠れてるんじゃなくて、こうゆう時にこそ誉れが必要だろうと感じました。
武器にがっかり
武器入手時
よし、さっそく装備だ!
武器装備時
えっ?これって見た目が変わるだけなのか?
初めて新しい武器(刀)を手に入れた時のワクワク感、その後に武器の見た目が変わるだけって知った時のガッカリ感は、とてつもなく半端なかったです。
いやさぁ、さすがに武器の見た目が変わるだけで性能が変わらないって、近年にそんなアクションRPG系のゲームありましたっけ?
重要なのでもう一度いいますけど、アクションバトルゲームにおいて、重要項目の1つである武器ですが、一種類(刀)しかありません、しかも見た目の変更ができるだけです。
徐々に装備が強くなっていくといったワクワク感のある楽しみ方はできないのです。
つまらないです。こうゆうコスプレしか出来ないとか、つまらないです。
しかし、なぜだか防具には種類によって性能が変わるという仕様になっていたため、意味がわかりませんでした。
もし違う武器で戦いたい場合は、誉れじゃない戦いをしてください。難易度はカスみたいに簡単になります。
おすすめの誉れじゃない戦い方は、『鈴』です。それは私が単純に毒蛇が好きだからです。
静岡県伊豆市に『iZoo』っていう動物園があって、そこにキングコブラやブラックマンバとかがいて、結構面白いので、興味がある人はコロナが落ち着いたら行ってみてください。(すいません、少し脱線しました)
グラフィック
グラフィックに関してはとても綺麗だし素晴らしいと思っていたんですが、やればやるほど、同じ構造の村や砦、同じような風景ばかりだと感じました。サブミッションをクリアするたびに同じシチュエーションの演出を何度も見せられ、それをスキップすることも出来ず非常にだるかった。
BGM
特に印象に残るようなBGMでもないが、ゲームにあった和風なイメージで構成されており、個人的には良かったと感じた。
サブクエスト
これは永遠のテーマとも呼べる、サブクエストのお使いをいかに面白くするかってやつですけど、ゴーストオブツシマも例外なくつまらないし、ダルいです。
トロコンするために、メインストーリーを全て終わらせてから、サブクエストでマップの印のついたところを周っていたんですが、キツネが可愛くて追いかけまわすのも、稲荷を探すのも、和歌を詠むのも、温泉に入るのも、最初だけですぐに飽きるし、どうでも良くなってきます。
ただただ、印を埋めていくだけの作業ゲーで、トロコンする過程はとてつもなくつまらないものでした。
それどころか、キツネがススキに擬態して見失ってイライラするぐらいでした。
いかに、ウィッチャー3のサイドクエストが神レベルだったのかを、改めて理解できました。
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ゲーム概要
文永(十三世紀後半)、コトゥン・ハーン率いるモンゴル帝国(大元)の大軍勢が、日本侵攻の足掛かりとして対馬に上陸した。島を防衛する対馬の武士団は、初めて見る元軍の兵略によって初戦で壊滅したが――、境井 仁(さかい じん)という名の一人の武士が、かろうじて生き延びていた。
仁は、冥府から蘇った者「冥人(くろうど)」として、侍の道に反した戦い方に手を染めることになっても対馬の民を守ろうと決意し、元軍に戦いを挑むのだった。
まとめ
発売前に神ゲーのように期待しすぎたのが良くなかったのか、わたしにとってはどうもイマイチな感じになってしまったゴーストオブツシマ。
Amazonなどのレビューでは、まるで神ゲーのように高評価が並び、それを見ているとわたしの感性がおかしいのか?と錯覚するほど、高評価のレビューが多いのが不思議でなりません。
トロフィーコンプまでやったとは言え、世間でめちゃくちゃ評価されて神ゲーと祭りあげられるほどのゲームだったか?過大評価されすぎじゃないの?と疑問を感じるゲームでした。
感じたことは、本作は確かに面白いと言える部分が沢山あり、絶賛されるゲームであることも理解はできるが、トロコンまで本作をやりこんでしまうことにより、途端に『つまらなくなる』ということ。
本作を楽しむ方法としては、サブクエストをそこそこにして、クリアしたら、すぐに辞めるぐらいの気持ちでやるといいと思います。私自身、ところどころイラつきはしたものの、クリアするまでは確かにそこに面白さは存在していました。
しかし、やりこめばやりこむほど『ウィッチャー3』や『ホライゾンゼロドーン』をトロフィーコンプリートまでやったような人間にとっては、それらの過去の作品と比較してしまい、つまらないと感じるというのが私の感想です。
過去に下記のゲームをプレイしている方にはあまりオススメできません。
- ウィッチャー3
- ホライゾンゼロドーン
- SEKIRO
- アサシンクリード
- フォールアウト
- 仁王シリーズ
これらの作品を過去にプレイしている方にとっては、ゴーストオブツシマの和風な感じこそ初めは新鮮に感じるかと思いますが、すぐに飽きてしまうと思います。
逆に言えば、過去に上記のような作品をプレイしていない方には、全てが新鮮に映ると思うしオススメできます。
余りゲームをやっていないライトゲーマー向けのオープンワールドゲームという見方をすれば、簡単にクリアできるし、突出した面白みはないが、勉強はめちゃくちゃできる優等生のようなゲームなので、『良作』なのは確かだと思います。
優等生だけあって、最低限の面白さは持っているので、買っても損はないと言えますが、過度に期待しすぎると私のようにがっかりしてしまう可能性が高いので、気軽に遊ぶ感じで手に取って遊んでみるのがいいと思います。