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PS5【ヴァルキリーエリュシオン】評価と感想『期待外れ』アクションはいいだけに残念なゲーム

武士山
ヴァルキリープロファイルシリーズ、結構好きだったから、今回のヴァルキリーエリュシオンにもついつい期待しちゃうなぁ、体験版をやった感じだとまあ・・無難な感じだったけど、あくまでもこれは体験版だから、本編はパワーアップしてると思うし、きっとそうだよ、これはあくまでも体験版だしね・・・

今回は、北欧神話をベースに根強いファンが多いヴァルキリーシリーズの待望の新作『ヴァルキリーエリュシオン』について、私の個人的な評価と感想をレビューしていきます。あくまでも独断と偏見によるものです。

毒にも薬にもならない無難な感想を書くつもりはございませんので、本作の熱狂的なファンは読まないことをオススメいたします。もし読んだ場合の苦情は受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。

当記事はこんな方におすすめ

  • ヴァルキリーエリュシオンを購入しようか迷っている方
  • ヴァルキリーエリュシオンの良かった部分
  • ヴァルキリーエリュシオンの残念だった部分

ゲームクリアまでのボリューム感

ゲームクリアまでのボリュームは、プレイヤーの遊び方や選択する難易度に依存するので何とも言えませんが、およそ平均5~20時間ほどで1周目がクリアできるかと思います。

ボリューム的には、かなり短い印象で特に、難易度をNORMAL以下を選択すると、10時間もあればクリアできるかと思います。
忙しい社会人やゲームライト層にはちょうど良い塩梅かもしれませんが、がっつりゲームをやりたい方には物足りない印象でした。

 

トロフィーコンプリート(トロコン)獲得まで

引用元:ソニー・インタラクティブエンタテインメント PS5トロフィー画面

私は、2022年10月9日にトロコン済みで、トロコンまでに約35時間ほどでした。
トロコンまでやることを前提で通常レベルのボリュームがあるかと思いますが、トロコンには下記にも記載しますが、ある程度の苦痛を伴うので余りオススメは出来ません。

評価と感想をレビュー(良かった部分)

雰囲気のあるグラフィック

北欧神話の世界を私は知らないが、グラフィックからは北欧神話のような雰囲気が伝わってくる。
丸みを帯びたグラフィックには優しい感じや幻想的な雰囲気があり、個人的には好みのグラフィックだった。

壮大なBGMがいい

私は音楽の成績がよいわけではないが、本作のBGMはとても素晴らしいと感じた。
グラフィックの雰囲気などにとてもマッチしており、とても心地がよかったと思う。

爽快感のあるアクション

本作の戦闘アクションのベースの部分は個人的にはかなり良かったと感じた。
タイミング良く敵の攻撃に合わせて返し技が発動するスキルなども多数用意されており、その返し技が決まった時の翼が出てくるエフェクトやスローモーションになる演出がよかった。

返し技自体はタイミングがシビアだが、テクニックが必要な部分にメリットを持たせることにより、アクションにメリハリを出せている。

もちろん、簡単な操作でもソウルチェインと呼ばれるワイヤーアクションで空中コンボに派生したり、スムーズに移動できるので、ゲームのライト層からヘビーユーザーまで、最低限楽しめるアクションになっていると思う。

ディバインアーツと呼ばれる、属性攻撃で敵の弱点を突くと、敵をブレイクさせて一方的に攻撃出来たりなど、アクションが苦手なユーザーへの配慮もしっかり出来ている感じた。

しかし、簡単に操作が出来るプレイ(ソウルチェインを多用など)ばかりする場合は、当然ながらプレイが1パターンになりがちになるので、すぐに飽きてしまうかと思います。本作はアクションがメインのゲームなので、アクションが面白いかどうかは全てプレイヤー次第だと思います。

言い方が悪いですが、下手くそがプレイした場合、本作のアクションは糞ゲーという判断になるかと思います。
比較対象としてはジャンルが異なりますが、個人的なアクション面だけで言えば、エルデンリングより、よっぽど完成度は高かったと思います。

サブクエスト

サブクエストがステージ型で、敵を殲滅させて報酬を貰うシステムは個人的には好みだった。

よくある、〇〇取ってきて、次は〇〇取ってきて・・とフィールドを行ったり来たりさせるような、お使い糞クエストと比較すれば、ステージ型の方がシンプルで目的も敵を倒すだけなので、面白いかどうかは別にしてストレスが溜まりにくいし良いと感じた。

 

評価と感想をレビュー(残念だった部分)

壁際でのカメラワーク

本作はアクションに軸を置いたゲームであるにも関わらず、壁際にいるとカメラが至近距離になって、何が何だかわからない状態になってしまう。これではゲームが成立しない状態になってしまう。

プレイヤー側が壁際から離れるなるようにポジショニングすれば回避できる話ではあるが、如何せん初めて戦うボスなどが相手である場合、そんなところまで考える余裕がすべてのプレイヤーにあるかと言えば無理な話だろうと思う。

さすがに、2022年のゲームでこれはお粗末だったと感じる。

感覚的に出来ないロックオン

私のプレイが下手なだけかもしれないが、とにかく本作では感覚的に上手くロックオンが出来なかった。
なぜか知らないうちにロックオンされている対象が勝手に変わっていたり、目の前の敵をロックオンしたいのに、遠くにいる敵にロックオンしていたりと、操作に難があるとしか思えない挙動が多かった。

アクションゲームとしてのベースは良かっただけに、上記カメラワークと合わせて非常に残念だったと思うので、今後発売されるゲームソフトでは改善して頂きたい部分。

ディバインアーツの属性 & エインフェリア

本作の属性攻撃(魔法)であるディバインアーツの属性は
雷、氷、聖、火、土、闇、無属性の7種類存在している。

エインフェリアにもそれぞれ属性があり
雷、氷、聖、火の4種類が存在している。

エインフェリアを召喚している間は、エインフェリアに対応した属性のディバインアーツが強化されるという効果が付与されるようになっているんだが、ディバインアーツ7属性に対して、エインフェリアは4属性しかいないため、残りの3属性が中途半端な存在となっている。

無属性に関しては、ヴァルキリープロファイルでお馴染みの『ニーベルン・ヴァレスティ』という大技なので除外するにしても、土属性と闇属性に関しては、仲間外れ的なディバインアーツになっている。

エインフェリアが当初は6人だったけど、開発が間に合わなくて4人になったのか、無駄にディバインアーツの属性を増やしてしまっただけなのか、制作陣がそもそも気づいていないのかは定かではないが、こうゆうのは人間社会においても良くないと思う。

仲間外れとか、いじめとかそうゆうのは絶対に良くない。

エインフェリアが少ない

もう上記に記載しているが、エインフェリアが4人しかいない。
△、〇、✕、▢のボタン配置の影響なのかどうかは分かりませんが、たったの4人という有様でした。

しかも、4人目がそろったら比較的すぐにゲームクリアって感じだったのが、余計に虚無感を感じる結果になっていると思う。

本来は仲間が全員そろってからが本番じゃないと、4人目の出番が少なすぎて可哀そうじゃん。

ステージの途中で帰還すると全てリセット

本作はステージ選択型になっており、ステージに足を踏み入れた場合はそのステージをクリアしないと、入手アイテムや武器強化、熟練度などの取得したポイントなどが全てリセットされる仕様になっている。

この仕様のせいで、ステージ内で取り損ねたアイテムなどを入手する場合は、再度ステージの最初から最後まで全てプレイしなくてはならなくなってしまう。

本作はゲームの最初に難易度をプレイヤーが選べる仕様になっていることから、別に死にゲーでも何でもないと思うので、もう少し万人受けを考えて柔軟な仕様にした方が良かったと思う。

各セーブポイントを軸にして、一度帰還してもそのセーブポイントから再スタートできるような仕様だったら良かったと思う。

ステージのチェックポイントを抜けると引き返せない

上記の内容に若干被るが、本作のステージにはチェックポイントとなる部分があり、プレイヤーがそのポイントを抜けた瞬間に扉が開かなくなったり、謎の壁が出来たりして、引き返すことが出来なくなる仕様になっている。

すぐそこにある取り忘れた宝箱やアイテムを引き返すことが出来ないので入手できないのは・・・正直意味が分からない。

この仕様を採用した人は・・言い方が悪いがセンスがない。ぜったい頭が悪いし、ゲーム制作に向いてないと思う。自主退職したほうがいい。

何度も開くマップ画面

本作は上記のように、チェックポイントを抜けると取り忘れたアイテムが入手できなくなる(最初からやり直すハメになる)ので、慎重にマップを見なければいけないんだが、ミニマップが画面にないため、逐一マップを開いて見る必要がある。

特にアイテムを取り忘れてもよいプレイヤーには関係がないことだと思うが、私のように少し神経質な部分があるネチッこい中年のおっさんには、アイテム入手を取りこぼすなんて許されない。でもマップを開きまくるのは非常に面倒だった。

それもこれも、チェックポイントを抜けても引き返すことが出来たら、すべてが解決するんだけどね・・

武器熟練度SSSとは?

本作の武器には武器熟練度という概念があり、スキルを取得するために、それぞれ熟練度Cまでは上げる必要がある。

トロコンをする場合は、それぞれをMAXのSSSにする必要があり、これがとにかく面倒だった。

しかもSSSに熟練度をあげたとしても、武器が強くなるわけでも特別なスキルを取得できるわけでもない。ただクリアしたステージの雑魚敵に攻撃をするだけの作業的なことが、20時間ほど掛かる。

本編を普通にプレイしてクリアできるであろう所要時間は10時間であるのに対して、熟練度上げだけで20時間である。そりゃねぇだろうよ。

簡易的なストーリー

ストーリーとしてはかなりの薄味になっており、容量の関係なのか制作が間に合わなかったのか分かりませんが、かなり端折ったなといった印象だった。

その端折りにより、急に展開が変わったりするので、唐突感は否めなかった。

ベースはヴァルキリープロファイルをかなり簡易的にダイジェスト化したようなストーリーなので、どこか懐かしさもあるが、ヴァルキリーやエインフェリアの心情の部分をもう少し深堀した方が良かったと思う。

 

まとめ

個人的にはゲームのアクション部分はベースがしっかりしており、爽快感のあるプレイやテクニカルなプレイを複合させたプレイが可能なので好印象だった。

しかし、カメラワーク、ロックオンに難があったり、ディバインアーツ、エインフェリアの種類が少なかったりと物足りない部分や、ステージを引き返すことが出来ないといったシステム的にどうなの?と思う部分が多々あったのが非常に残念だった。

ストーリーも薄味であっさりしすぎているので、ヴァルキリープロファイル(レナス)などをイメージしてプレイすると、内容が薄いためがっかりすると思う。

なによりも、忙しいライト層にはいいかもしれませんが、そこそこゲームをプレイする層には、圧倒的にボリューム不足になっており、内容が薄すぎる。

色々と大人の事情があったのかもしれませんが、このボリュームで発売するぐらいなら、最初から11月のアップデート分の全部入りで発売するべきだったと感じます。

個人的にはアクション面がよかっただけに非常に残念というか、惜しいゲームだったなと思います。

ボリュームを考えると簡単にクリア出来るし、ちょっとゲームしたいなって感じのライト層には良いゲームかと思います。
アクションが好きな方なら、3000円くらいまで値下がりしたら買ってもいいじゃないでしょうか。

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